意味が分かると怖い話 解説57
意味が分かると怖い話58の解説をします。
まずは、本文。
付き合って二年になる一組のカップルがいました。
誕生日の夜、女はパーティーを開く約束をして、男はそれに頷きました。
そしてパーティーの日。
男から一本の電話がかかってきました。
「すまない、とても大事な取引をしくじってしまった。今日は行けそうにもない」
女は激怒して、文句を言うことも忘れて電話を投げ捨てました。
そして、一人で、男のために作った料理を食べているとき。
部屋の電気が突然消えました。
女が驚いて悲鳴を上げると
「静かにしろ」
と後ろから肩をつかまれました。
女はとっさに、手に握っていたフォークを振り向きざまに振り下ろしました。
何かに突き刺さる鈍い音がして、床に誰かが倒れこみました。
急いで自室に戻り、鍵をかけると、女はすぐに警察へ電話をしました。
駆けつけた警察がドアを蹴破って入ってくると、彼女は安心して部屋から出て行きました。
問題の部屋へ入っていった警察がしばらくたって戻ってくると、静かに彼女にこう言いました。
「死んでいます。喉にフォークが刺さっていました」
女は腰を抜かして、その場に倒れこみました。しかしそんな彼女を、警察は「正当防衛」だと優しく慰めます。
それから警官は、ゆっくりと言いました。
「強盗が盗もうとしたのは、この結婚指輪ですか?」
ここから解説
男性が女性にサプライズでプロポーズをしようとしたが、
そのことを女性に気づいてもらえず、気がつかなかった女性に殺されてしまった。
これは怖い話というよりは悲しい話かもしれませんね・・・。
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