てぃーだブログ › 山川さんの日常

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Posted by TI-DA at

2012年04月11日

面白いゲームの紹介2

今日も面白いゲームの紹介をします。

今回紹介する面白いゲームは、

マウスで星探しゲーム 星探

このゲームは名前の通り、星を探すゲームです。
なんだ、星を探すだけか・・・、なんて思っていると意外に見つからなくて苦労しますよ。

実はこのゲーム、シリーズもので現在7作もあるのです。
星を見つけたときに鳴る音も可愛らしいです。

簡単そうに見えて、意外に奥深いゲーム・・・。
それがこの星探だと思います。

ちょっとした暇つぶしから、幻想的な世界を楽しみたい人にオススメです。

操作説明
基本的にはクリックやドラッグなどマウスを使うことだけですが、まれにそれ以外を使うこともあるようです。

  


Posted by 山川良太 at 14:39Comments(0)ゲーム

2012年01月27日

意味が分かると怖い話 解説58

意味が分かると怖い話58の解説です。

まずは、本文。

まさかホントに効果あるとは思わなかったなぁ。
呪いの人形なんてあるんだ。
呪う相手の名前と持ち物の一部でもあればいいんだもん。
簡単なもんだ。

いつも人のこと見下げたような態度でむかついてたんだよ、あの女。
人形の足をペキッと折ってやったら、階段から落ちて骨折してやがんの。

そういや、クラス中に俺のことキモイってメール回してたはずだ。
クラスの女が俺のことバカにしてるに違いない。
全員に思い知らせてやらなきゃいかんなぁ。
なぁに、人形はたくさんあるんだ。
一人ずつ、順番に痛い目にあわせてやる。

おもしろいなぁ、気持ちいいなぁ。
毎日一人ずつどこかしら怪我していく。
クラス中けが人だらけだ。ケケケ

いやぁ、参ったな。
人を呪うと自分に返ってくるんだなぁ。

まさか、自分が宿直の日に職員室が全焼しちまうなんてなぁ。
持ち物全部職員室に置きっぱなしだったから
通帳からなにから全部燃えちまった。
やれやれだ。


ここから解説

呪いの人形と通帳などの自分の名前の書いてある持ち物も
燃えてしまったので、自分が焼死することになる。

さらに、既に誰かに呪いをかけていた人形も燃えたようなので、
その人達も巻き添えで焼死することになる。  


Posted by 山川良太 at 18:56Comments(0)怖い話

2012年01月26日

怖い話 番外編 不思議な話2

今回も番外編です。今回は不思議な話2です。どうぞ。

あるところに、とても物知りの若者がいた。ある男が彼に質問した。

「なあ、悪魔を呼び出せば3つの願いをかなえてくれるんだろう?」

「そうらしいな」

「もしあんたが悪魔を呼んだら、どんな願い事をする?」

「そうだな、一つ目は『俺が健康なうちに残り二つのの願いをかなえてくれ』だ」

「なるほど、考えたな。じゃあ二つ目は?」

「俺が若いうちに最後の願いをかなえてくれ、だよ」

「え?じゃあ三つ目の願いは何なんだ」

「それがなあ・・・実はまだ決めていないんだよ」

そのとき、どこからともなく恐ろしげな声が聞こえてきた。

『早く最後の願いを言ってくれ!いったい何百年待たせたら気が済むんだ!』


ここから解説

若くて健康なうちに願いをかなえることが3つのうち2つの願い。
最後の願いを伝えるまで若く健康のまま。
つまり、男は不老不死の体を手に入れた。  


Posted by 山川良太 at 20:06Comments(0)その他

2012年01月26日

意味が分かると怖い話 解説57

意味が分かると怖い話57の解説をします。

まずは、本文。

近所に十柱神社(とはしらじんじゃ)と言うのが有る。
十柱(とはしら)というのは、普通、十体の土木の神様を祭っているので
十柱(とはしら)と呼ばれているそうだが、不思議な事に
その近所の十柱神社では九体の神様は解っているのだが、
十体目の神様の記載が何処にも無い。

卒論の研究で、民俗学のフィルードワークをしたとき
出会った地元の翁が、ふとこんな事を言った。

「十柱さんは「火」を嫌うんですさ」

思わず聞き返した。

「どうして「火」を嫌うのですか?」

「昔から「ひ」は遠ざけていたのです。工事の衆もおることですから」

そう言って翁は言葉を濁した。
大学に戻ってこの事を教授に話してみた。
教授は鼻を鳴らして言った。

「君は土木工事に奉られるご神体って、何か知っているかい?」

「さぁ何ですか?」

「「とはしら」神社が何故「ひ」を遠ざけるのか?

それは禍々しい出来事の「音」をひたすら隠すためではないかな」

「・・・!!それが解らなかった十柱目の神様だったのですか!」

「十柱目の神は、常に入れ替わったっていたのかもしれないねぇ」

ここから解説

とはしらにひを足すとひとはしら=人柱(ひとばしら)になる。  


Posted by 山川良太 at 16:54Comments(0)怖い話

2012年01月25日

意味が分かると怖い話 解説57

意味が分かると怖い話58の解説をします。

まずは、本文。

付き合って二年になる一組のカップルがいました。
誕生日の夜、女はパーティーを開く約束をして、男はそれに頷きました。
そしてパーティーの日。
男から一本の電話がかかってきました。

「すまない、とても大事な取引をしくじってしまった。今日は行けそうにもない」

女は激怒して、文句を言うことも忘れて電話を投げ捨てました。
そして、一人で、男のために作った料理を食べているとき。
部屋の電気が突然消えました。
女が驚いて悲鳴を上げると

「静かにしろ」

と後ろから肩をつかまれました。

女はとっさに、手に握っていたフォークを振り向きざまに振り下ろしました。
何かに突き刺さる鈍い音がして、床に誰かが倒れこみました。

急いで自室に戻り、鍵をかけると、女はすぐに警察へ電話をしました。
駆けつけた警察がドアを蹴破って入ってくると、彼女は安心して部屋から出て行きました。
問題の部屋へ入っていった警察がしばらくたって戻ってくると、静かに彼女にこう言いました。

「死んでいます。喉にフォークが刺さっていました」

女は腰を抜かして、その場に倒れこみました。しかしそんな彼女を、警察は「正当防衛」だと優しく慰めます。
それから警官は、ゆっくりと言いました。

「強盗が盗もうとしたのは、この結婚指輪ですか?」


ここから解説

男性が女性にサプライズでプロポーズをしようとしたが、
そのことを女性に気づいてもらえず、気がつかなかった女性に殺されてしまった。
これは怖い話というよりは悲しい話かもしれませんね・・・。  


Posted by 山川良太 at 18:41Comments(0)怖い話

2012年01月24日

怖い話 番外編 プチミステリー1 解答

番外編のプチミステリーの解答になります。

まずは、本文。

男が書斎で、銃で撃たれて死んでいるのが見つかった。
男は机に突っ伏しており、手には銃が握られていた。
机の上にはテープレコーダーがあった。
刑事が再生ボタンを押すと、

「私はもう生きていけない、私には生きる理由が何もない」

というメッセージが聞こえ、続いて銃声が鳴り響くのが聞こえてきた。
刑事はこれを聞いて、彼は自殺したのではなく殺されたのだと確信した。


ここから解答

テープに録音されたメッセージを聞くにはテープを巻き戻さなければならない。
しかし、拳銃で自殺した人にはテープを巻き戻せるはずがない。
テープが巻き戻されていたということは、巻き戻した人間がいる。
なので、この事件は自殺ではない。  


Posted by 山川良太 at 19:14Comments(0)その他

2012年01月23日

意味が分かると怖い話 解説56

意味が分かると怖い話56の解説をします。

まずは、本文。

この間友人と2対2で合コンした時の話。
相手は友人のツテで誘った他の大学の女の子達。

開始から2時間もすると何故か話題は怖い話になっていた。
そういうのが嫌いじゃない俺は知っている話で場を盛り上げた。
するとA子ちゃんが、こういう話をしだした。

「私の家に、座敷ワラシがいるんです」

その子が言うには、その座敷ワラシは幼い頃から家の柱の影に立っていて、
両親や兄にそのことを話しても「?」という顔をするばかりだという。

その子にしか見えない座敷ワラシはいつもその柱の影からその子の家族を
なんともいえない顔で見つめ続けているという。
父が昇進したのも、私や兄が大学に受かったのもその子のおかげかな、と思っている
という感想をつけてその子は話を終えた。

それに応じて友人も知っている座敷ワラシの話をしだした。
友人の友人、B君が幼い頃住んでいた家にも座敷ワラシがいて、いつもニコニコしながら
B君を含む家族を見守っていたという。それでその後引っ越したかなんだかでその座敷ワラシと
疎遠になったB君は大学生になった時、ふと昔住んでいた家にその座敷ワラシを見にいった。

するとその子は昔と変わらない幼子の姿でそこに住んでいる家族にやさしく微笑みかけていた、という話。
ちょっとジ~ンとくる話だなと思ってA子ちゃんをみると何故か腑に落ちない顔をしている。

「どうしたの?」

「座敷ワラシって、成長しないんですか?」

「だって、いわゆる妖怪だし、成長しちゃったらワラシじゃねえじゃんw」

「・・・」

ここから解説

Bの話をきき、腑に落ちない顔で「成長しないんですか?」ときいたということは、
Aちゃんの見ていた座敷わらしは成長していたということである。

つまり、Aちゃんが座敷わらしであると思っていたものは、座敷わらし以外の「何か」である。  


Posted by 山川良太 at 17:51Comments(0)怖い話

2012年01月22日

怖い話 番外編 不思議な話1

怖い話とは違いますが、ちょっと不思議な話を見つけてきたのでどうぞ。


JFKとエイブラハム・リンカーンの一生の奇妙な相似


リンカーンは1846に下院議院に選出された。ケネディは1946に下院議院に選出された。
リンカーンは1860に大統領になった。ケネディは1960に大統領になった。

LincolnとKennedyはどちらも七文字である。

どちらの妻もホワイトハウスで一度、ホワイトハウスを出てから一度子供を亡くしている。

どちらも南部出身の大統領が後を継いだ。

どちらの後継者の名前もジョンソンだった。

リンカーンの後継者、アンドリュー・ジョンソンは1808に生まれた。
ケネディの後継者、リンドン・ジョンソンは1908に生まれた。

リンカーンはは1865に亡くなり、アンドリュー・ジョンソンは1875に亡くなった。
ケネディは1963に亡くなり、リンドン・ジョンソンは1973に亡くなった。

どちらも金曜日に撃たれた。どちらも頭を撃たれた。どちらも撃たれた時妻の隣に座っていた。

どちらも南部出身の犯人に撃たれた。

リンカーンを撃ったブースは1839に生まれた。
ケネディを撃ったオズワルドは1939に生まれた。

どちらの犯人も名前が三つ(ファーストネーム、ミドルネーム、姓)で知られており、名前の文字は15文字だった。

ブースは劇場から逃げ、倉庫でつかまった。オズワルドは倉庫から逃げ、劇場でつかまった。

どちらの犯人も裁判の前に殺害された。

リンカーンはフォード劇場で射殺され、ケネディーはフォードのリンカーンに乗っている時に射殺された。


これは全て偶然なんでしょうか?  


Posted by 山川良太 at 18:27Comments(0)その他

2012年01月21日

意味が分かると怖い話 解説55

今日、友人が死んだ。
友人は、原因不明の病でずっと苦しんでいた。
友人のだんだんとやつれていく姿を、僕は見ることができなかった。

僕はとても悲しくて悲しくて、葬儀の途中みんなの前で泣いてしまった。
そんな様子を見てか、友人のお父さんが僕に、

「君、息子の友達のA君かい?」と、ひどくやつれた顔で聞いてきた。

友人の妹もやつれていた。ただ、友人のお母さんはやつれていなかった。
お母さんは本当に強いな。と思いながらも、

「はい、そうですが?」

と聞き返した。

「実はね、この日記息子の遺品なんだが、息子がこの日記を君に…と」

「そう・・・なんですか・・・」

そういって僕は友人の日記を貰った。
そして家に帰って日記を見てみると、それは変な日記だった。

1月8日
サクラが綺麗に散る。僕もいつか散るのかなぁ・・・。
1月21日
母さんがイスを買ってきた!せんす悪っ(笑)
5月14日
妹が牛のまねした(笑)「モ~ウ」って何回も何回もいっててうけた(笑)
3月17日
モモがたべたいな。あー、書くことねぇ(笑)
9月12日
チッサイと思ってた妹がもう140cmなるって!成長はやいなぁー。
6月2日
父さんと沢山話した。「ハァ?」って感じの会話だったけど楽しかったぜ
7月6日
父さんってノンベエなんだよな(笑)今日も飲むのかな。
2月18日
俺の担当医のアベさん、今日誕生日だって。僕はあと何回迎えられるかな。
12月10日
母さんって道端で配られてるタダのものをよく貰う癖があるんだよな(笑)
5月15日
ウサギ買ったんだって。僕も触りたいなー。
3月3日
ニンテンドーが新しいの発売!?聞いてねぇよ!欲しい!(笑)
11月4日
僕、まだ生きてるんだなぁ。心臓のドクドクいう鼓動でいつもそう感じるんだ。
1月19日
妹に髪ブラッシングしてもらった(笑)はずかったけど、嬉しい!
9月9日
レタスが朝ごはんででた!僕嫌いなんだけど(汗)
12月13日
イライラする。今日、父さんたち来れないんだって。
3月16日
今日TVでトビウオ特集してた!面白かったぞ、意外に(笑)
8月1日
新しいげーむ買ってもらった!ハラハラするー
5月20日
ナス…うまいよな!それだけ(笑)
7月11日
チックショ!漫画売り切れてたって(怒)
4月7日
そういえば最近入院してきた小さい子、「ママー」ってうるさい(笑)
9月5日
クルシイ…
A君に全てを託します。

だって。内容は普通だけど日付がおかしい。 なんだろう・・・?


ここから解説

日付を並べ替えてカタカナを抜き出すと、

ハラハラ
ハァ?
ニンテンドー
ドクドク
クルシイ・・・
ノンベエ
ママー
サクラ
レタス
タダ
チックショ!
チッサイ
イライラ
モ~ウ
ウサギ
トビウオ
モモ
アベ
ブラッシング
ナス
イス

最初の文字を縦読みすると、
「母に毒飲まされた。父、妹も危ない。」
となる。
妹も父もやつれていたのでもう駄目かもしれない。  


Posted by 山川良太 at 19:32Comments(0)怖い話

2012年01月20日

意味が分かると怖い話 解説54

俺は、友人と一緒に夜道を歩いていた。
この道は、夜中になると幽霊が出没するっていう
曰く付きの道で、正直俺はガクブルだったね。

暫く歩いていると、背後から足音がしてきた。
振り返った俺は卒倒しそうになったね。
後ろから現れたのは、物凄く不気味な老婆だったからだ。

腰を屈め、髪を振り乱した凄い形相の老婆。
うわあ、あれ幽霊じゃね?あの不気味な雰囲気、
絶対この世のものじゃないって。

俺は、老婆から目を伏せようと努力した。
だが、そう思えば思うほど、恐怖と同じくらいの好奇心で、
俺は背後からゆっくりと歩いてくる老婆を、何度も振り返って見てしまった。

そして、俺は信じられない瞬間を目撃してしまったんだ。
前方からやってきた女子高生が、
俺達の横を通り過ぎると、まっすぐ老婆の方へ歩いていった。

お互いに相手が見えない様子で、避ける様子もなく歩き続け、
やがて二人はぶつかり――
老婆は、良く出来た特撮のようにスーッと女子高生の身体をすり抜けた。

俺は思いっきり悲鳴をあげて、その場を逃げ出したね。
あの老婆はやっぱり幽霊だったんだ。
最初からおかしいと思ってたんだよ。最初から異様な雰囲気で・・・。

「おいおい、どうしたんだよ」

追いかけてきた友人が尋ねてくる。俺はうわ言のように呟いた。

「出た・・・。出たんだよ、幽霊が・・・。あの、婆さんが・・・」

すると、友人は思わず噴き出し、笑い転げてしまった。
背後からのろのろとやってきた老婆に、友人は普通に挨拶しているし、
近くでよく見ると、意外と何の変哲もない普通のお婆さんだ。

「あの人はうちのアパートの大家だよ。見た目ちょっと怖いけど、
幽霊どころか、当分死にそうにないくらい元気なババアだって」

何だ、怖がって損したぜ。何が幽霊が出る道だよ、怖がらせやがって。

こっから解説

幽霊だったのは、老婆ではなく女子高生の方だった。  


Posted by 山川良太 at 20:12Comments(0)怖い話

2012年01月19日

意味が分かると怖い話 解説53

田舎の婆ちゃん家の話。

婆ちゃんの家は、十字路の交差する部分に隣接して立っていたので、
道はすごく見通しが悪かった。
そのせいか事故が多発して、俺は家庭の事情で、
小学生の時婆ちゃん家に住んでたんだけど、その間事故を何回も見た。

俺が見た事故はなぜか毎回、車が婆ちゃん家に突っ込むように当たってくるんだよね。
もの凄い音がして、家が揺れて、驚いて外にでると、
ひしゃげた車が塀につっこんでいる。

クラックションが鳴りっぱなしで、うめき声がして、車内を覗くと、
血を流して倒れてる人がいる。
そんな事故を見るのはショックだったけど、だんだん慣れてきた。

なにしろ月に一度のペースで起こってたし、死人は一人も出てなかったから。
というのも、道を挟んだ向かいの交差点の隣接地には、お地蔵さんがいた。
何度も事故があるのに死人がでないのは、お地蔵さんのおかげだと婆ちゃんは言っていた。

お婆ちゃんは、よくお地蔵さんの夢を見るらしい。
俺が一緒に住みだしてからは、

「お地蔵さんが『孫は良い子だ』と褒めてくれた事もある」

といっていた。
幼い俺は、婆ちゃんが言うならそうなんだろうなって信じて、
毎日お婆ちゃんの勧めるまま、お地蔵さんを拝んだりしていた。

そのお地蔵さんは赤い頭巾を被ってて、無表情な顔で目を開いてるんだ。
なんか、前にいるとじっと見られてる見たいで、
拝んでる時も不思議な気分だった。
それに、真っ赤なしゃくなげの花がいつも備えられているのが
印象的で、正直怖いと感じてた。

ある日、あまりにも事故が起こるから、婆ちゃんの家を
役所が買いとって壊す事になった。
婆ちゃんも引っ越しに納得して家は壊され、俺は転校し、
両親の家に帰って一緒に暮らす事になった。

交差点は凄く見透しが良くなった。なのに、その後一件だけ
事故が起こった。死亡事故が。
犠牲者は俺と同じ年の小学生で、元同級生だった。
だけど、一度も話した事のない子だったので、それほど悲しいと思わなかった。

俺は一応葬式に行き、そのあと親族でお婆ちゃんの家に泊まった。
その時に事故の話題がでて、婆ちゃんは言った。

「事故に遭った人はみんな、『小さい子供が飛び出した』っていうから、
最初はあんただと思ってひやひやしたよ」

「違うよ」

「だよねぇ。事故はいつも、あんたが家の中にいる時にあったもんねぇ」

「そういえばそうだっけ」

「そうだよ。だけど、みんな『赤い帽子を被った子供が飛び出した』
っていうんだよ。あんたいつも赤い帽子被ってるじゃない」

小学生の時、俺はいつも赤白帽子を赤にして被っていた。

「違うよ。絶対、僕じゃない」

「わかってるよ。お前はお地蔵さんも褒めるくらい良い子だからね」

「なんていって褒めてたの?」

「良い子だから、友達になりたいっていってたよ」

「友達?」

「寂しいから、毎日顔を見せてってさ。毎日お参りさせてただろ?」

「うん」

「引っ越しの前の日も、夢に出てきたんだよ。
『孫はいなくなるのか?』って寂しそうに聞いてたね」

俺は怖くなって、それ以来お地蔵の前に立っていない。
それから何年かして誰かに、あのお地蔵さんは供養地蔵なのだと聞いた。

ここから解説

お地蔵さまは語り手を殺して友達になろうとしていた。
その語り手がいなくなり、代わりに同級生が殺された。  


Posted by 山川良太 at 18:34Comments(1)怖い話

2012年01月18日

意味が分かると怖い話 解説52

意味が分かると怖い話52の解説です。

まずは、本文。

俺とユウキとアズの3人は、小さい頃からの幼馴染だ。
3人の親の仲が良かったので、家族ぐるみでの付き合いをしていた。

俺達が中学2年生の時、アズの母親が交通事故で亡くなった。
アズとアズのおじちゃんはとても泣いていた。
暫くすると、アズはアズのおじちゃんの実家に引っ越していった。

それから1年位たった頃、アズから俺とユウキ宛に手紙が届いた。

【〇〇(俺の名前)とユウキへ】

たのしい季節もあっという間に過ぎますね、私は元気です。
けれど、こっちの生活にも慣れないといけなくて・・・
ちょっと大変、そういえばあの秘密きち!
にんげんが3人入れたよね、あとねこ!
ロックって名前だったね、ちっちゃくてさ。
れんらくあんまり取れなくてゴメンね、またおくる。

PS;ちなみにこの手紙は父と一緒に書いてます。
   また会いたいなぁ

                       アズ

手紙を読み終わったあと、ユウキが疑問有り気な顔で
もう一度手紙を見せてくれと言った。
手紙を渡すと、食い入るように読み

「やばい・・・」

と言った。
俺ももう一度手紙を読み、理解した。
すぐに両親に事情を話し、急いでアズの元へ向かった。

手紙の行の最初と最後の文字を抜き出して読むと、
「たすけてちちにこされる」となります。
名前のアズというのもアズ→A to Z→最初から最後
というヒントとなっているそうです。  


Posted by 山川良太 at 20:07Comments(0)怖い話

2012年01月17日

意味が分かると怖い話 解説51

意味が分かると怖い話をします。

まずは、本文。

昨晩、飲み過ぎたせいか、どうやら寝過ぎてしまったようだ。しかし今日は代休で休み。
人が働いてる時に休みなんて、ちょっとした優越感を感じながら、重たい瞼を擦りながらテレビを点けた。
テレビに目を向けると、司会者と観客の、

「それではそろそろお友達を・・・」

「え~」

と、何時ものやりとりが行われていた。

「さて今日は何をしようかな・・・」

と独り言を呟いた時に、不意に携帯が鳴る。
どうやら彼女からの電話のようだ。

「もしもし・・・」

「あ、おはよう。今日、いきたい所があるから一緒にいってもらっても良い?」

そう言えば前にも、「ラーメン屋に一人で入るのが恥ずかしい」とか言って付き合わされたっけ。
その日は特に予定も無かったので、二つ返事でOKした。

「ありがとう。じゃあ、今晩部屋まで迎えに行くから待っててね」

そう言うと彼女は電話を切った。
しかし酷い二日酔いだ。先程起きたばかりだが、耐え切れず俺は再び横になった。

誰かが喋ってる声で目が覚める。
どうやらテレビを点けたまま眠ってしまってたようだ。テレビでは午後のワイドショーがやっていた。

その番組を見た途端に眠気が一気に吹き飛んだ。
どうやら今朝に大規模な列車事故があったようだ。しかも俺がいつも利用している路線だ。

「もし今日休みでなかったら巻き込まれていたのでは・・・」

そう考えたら背中がゾッとする。
テレビでは犠牲者の名前が読み上げられていた。
そして一人の名前を聞いた時に、全身の血が凍るような感覚を受けた。
彼女の名前がそこにあったのだ。

ひょっとしたら同姓同名かも。俺は祈る様な気持ちで彼女の携帯に電話をかける。
だが無情にも『おかけになった番号はお客様のご都合により・・・』

何度も何度もかけても彼女の携帯には繋がらない。
全身に絶望が襲い掛かる。そんな時に携帯が鳴る。

「彼女からだ!」

俺は慌てて携帯に出る。しかし、電話の向こうは彼女の妹だった。

『・・・もしもし・・・姉さん・・・死んじゃった・・・
 一番被害が酷かった一両目に乗ってたみたいで、即死だったって・・・」

電話を切った俺は、放心状態でしばらく動けなかった。
しかし冷静になるにつれ、彼女の事で頭が一杯になる。

昨日まであんなに元気だったのに。

今日電話で話したのに。

今晩一緒に出掛ける約束をしたのに。

膝から崩れ落ちると、俺はたまらず号泣した。


ここからが解説

朝起きたときに見ていたテレビは笑っていいとも。
電話で彼女と話したのはおそらく昼間ですよね。

しかし、事故が起きたのは今朝のはず・・・。

にもかかわらず、

「あ、おはよう。今日、いきたい所があるから一緒にいってもらっても良い?」

「ありがとう。じゃあ、今晩部屋まで迎えに行くから待っててね」

といっています。
さらに、今晩部屋まで迎えに行くということは、彼は
彼女に同じところに連れて行かれるのでしょう・・・。  


Posted by 山川良太 at 16:57Comments(0)怖い話

2012年01月16日

意味が分かると怖い話 解説50

意味が分かると怖い話50の解説をします。

まずは、本文。

オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。でどでんこめんさん。

昔、江戸時代にうちの田舎に、『でどでんこめんさん』って言う鬼?が現れたらしい。
大きくて肌が赤くて、異様な服を着てたらしい。
で、

「で どでん こめん、で どでん こめん」

って繰り返すもんだから、そう呼ばれたらしい。

『でどでんこめんさん』は鬼なのに怖がりで、いつも震えていたから、庄屋さんが蔵にかくまってあげたらしいけど、
結局、海から仲間が来て、怖がる『でどでんこめんさん』をつれて帰ったらしい。

って言う話なんだが、これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?


ここからが解説

でどでんこめんは本来、de doden komenと書きます。
このde doden komenは、オランダ語で日本語に訳すと
「死者が来る」になります。
海から来た仲間というのはたぶん、かくまわれていた人の
仲間の人たちだったのでしょう。
そしてその仲間に連れて行かれた(でどでんこめんが
死者が来るという意味であることも踏まえると、かくまわれた人は、
もうすでに死んでいる仲間に連れて行かれた)ということらしいです。  


Posted by 山川良太 at 17:47Comments(0)怖い話

2012年01月15日

意味が分かると怖い話 解説49

意味が分かると怖い話49の解説をします。

まずは、本文。

呪い真書を手に入れた。
冒頭にこう書いてある。

『これに書かれてある手順を実行すると呪いが成就するが、手順を間違えるとその呪いは自分に返ってきます。
あなたはそれでも実行しますか?』

勿論だ。
俺には許せない奴がいる。
だからこそ、この呪い真書を手に入れたのだ。

俺は呪いの手順を始めた。

『1.まずはじめに目を閉じて呪いたい相手の顔を思い浮かべます』

忘れたくても忘れられるものか、と俺は奴の顔を思い浮かべた。
よし、次だ、どれどれ・・・

『2.どんな呪いをかけたいのか思い浮かべます』

考え付く全ての苦痛を与え続けてやる。
よし、次だ。

『3.最後に目を開けます』


ここから解説

ずっと目を閉じていなければいけないのにそのことを知らなかった
語り手は一つずつ手順を確認しながら行っていたため、
3番目の手順が実行できないためかけるはずだった呪いが自分に返ってくる。  


Posted by 山川良太 at 18:10Comments(0)怖い話

2012年01月14日

意味が分かると怖い話 解説48

意味が分かると怖い話48の解説です。

まずは、本文。

「やるよ」

そう言って、親父が俺に渡したのは古いカメラ。

「これにはな、人の死に顔が写るんだよ」

「は?全然面白くねーよ」

親父は黙ったままだった。
数ヵ月後、親父は死んだ。急性の心臓発作だった。

それから数ヶ月経ち、カメラの話を怖いもの好きの彼女に話してみた。

「そのカメラの話、本当なの?」

「撮ってみるか?」

「そうしよっか」

おい待て、冗談で言ったんだぞ。
だが、後には引けない・・・。
カシャ

「なんだよ、コレ」

俺の顔はいつもと変わらなかったが、彼女の顔が血塗れだった。

「なんかイタズラしたんでしょ!?」

もちろんしていない。
それに、写真を撮ろうと言ったのはそっちじゃないか。
取り乱したまま、彼女は帰ってしまった。
・・・俺が逆の立場だったら、そう思うと責める気にはなれない。

数日後、彼女が交通事故で死んだ。
聞いた話だが、顔は血塗れだったそうだ。

「苦しかっただろうな」

写真を見せて以来、ずっと怯えていたらしい。
あの写真を撮らなければ、もっと楽しく数日生きられたんじゃないか、と考えてしまう。
俺は彼女の分も強く生きようと思った。

ここから解説

写真に写った俺の姿が変わらなかったということは、近いうちに俺も死ぬ。  


Posted by 山川良太 at 17:44Comments(0)怖い話

2012年01月13日

意味が分かると怖い話 解説47

今日も意味が分かると怖い話47の解説です。

まずは、本文。

最近、近所で連続殺人事件が起きている。
被害者は全て同じ小学校の子供。
その犯行はとても残虐で、死体は見るに耐えないカタチになっているという。

事件現場に供えられた沢山の花。しかし、その中にクローバーが大量に供えてある。
他の現場でも、必ずクローバーが大量に供えられている。
どうやら、あるお婆さんが供えているらしい。
歳は80といったところだろうか。とても温厚そうなお婆さん。

涙は見せず、優しい笑顔で花を供え、手を合せて帰っていく。
お孫さんなのだろうか。知り合いの子供さんなのだろうか。

私も花を供えにと思い現場へ向かうと、ちょうどそのお婆さんと会った。
お婆さんはいつものようにクローバーを供えている。

「何故クローバーを供えているんですか?」

「クローバーって、四葉とかあったりして幸せな花じゃない?
向こうでも幸せにしてほしいって意味を込めてるのよ」

そう答えるお婆さんは、とても優しい目をしていたが、時折切ない表情も垣間見えた。

「実はね、私の孫も亡くなってしまったのよ。別の事件なんだけど、学校の事故で。
 詳しい事はまだわかっていないらしいんだけどね。
 この殺人事件で亡くなった子達、孫ととても仲良くしてくれてたらしいのよ。
 だからこうして、全員にクローバーを供えているの」

涙しながらそう話すと、お婆さんはその場を去っていった。
こんな優しいお婆さんもいるんだな、という思いにふけりながら帰宅した。

ここから解説

この話には良いパターンと悪いパターンの二つがあります。
良いパターンはそのままの意味で読んだ場合です。
悪いパターンは、この事件の犯人がこのおばあさんという場合です。
ちなみにクローバーの花言葉は、「復讐」なのだそうです。  


Posted by 山川良太 at 18:10Comments(0)怖い話

2012年01月12日

意味が分かると怖い話 解説46

ネタが尽きるまでの短い間ですが、意味が分かると怖い話です。


ある男女がワインを飲みながら、暖炉の前でくつろいでいた。
すると、男が突然泣き始めた。

「ああ、僕はこんなに幸せでいいのだろうか。僕は今までに3人の妻を亡くしているのに」

女は男の傍に行き、男を慰めた。

「大丈夫よ。あなたには幸せになる権利があるもの。でも、奥様はどうして亡くなられたの?」

男は泣きながら女の言葉に答えた。

「最初の妻は、心臓発作で。二人目の妻も、心臓発作で亡くなったんだ」

「お気の毒に……じゃぁ、三人目の奥様も心臓発作で?」

男は涙を拭いながら言った。

「いや、階段から落ちて首の骨を折ったんだ」

女は言った。

「まぁ……お酒に酔って?」

男は言った。

「いいや、彼女だけは酒が飲めなかったんだ」

ここから解説

男の発言から、男はこれまで妻になった女性を
自らの手で殺している。

最初の妻と2番目の妻はワインに入れた薬で
心臓発作に見せかけるように殺したが、3番目の
妻はワインが飲めなかったため階段から突き落として殺した。

4番目の妻である彼女が今ワインを飲んでいるということは、
彼女も心臓発作に見せかけて殺される。  


Posted by 山川良太 at 18:46Comments(0)怖い話

2012年01月11日

意味が分かると怖い話 解説45

意味が分かると怖い話45の解説です。

まずは、本文。

大学で日本の風俗を研究している私は、休みを利用して東北の海沿いの道路を歩いていた。
道路から階段が伸びていて、下には岩場がある。ふと下りてみたそこには、1人の少女がいた。

少女は岩場を、何かを探すように歩いていた。

「何か探しているのですか」

私は声を掛けた。

「貝を」

少女は言った。

「幸せの丸い貝を探しています」

貝とはまた奇妙だ。
それは希少で高級な貝なのかと問えば違うという。
食用かと問えば、食べる人もいるが、と言う。となると、恐らく貝殻が必要なのだろう。

「祭で必要なのです」と少女は言う。「幸せの丸い貝が無いと、祭が台無しになってしまう」

その話に興味を持った私は祭のことを少女に問うたが、少女はよくわからないという。
親類が詳しいというので、頼み込んで家まで案内してもらった。

少女の家はまさに祭りの前日といった様子で、着くなりたくさんのご馳走で歓迎された。
酒が入っていたからだろう。ろくに質問もせぬうちに私は眠ってしまった。

目を覚ますと、もう祭りは始まっていた。少女はいない。
私は一番近くにいた人に話し掛ける。

「幸せの丸い貝は見つかったのですか」

「ああ、もうここにあるよ」

やがて祭りは佳境に入り、私は幸せの丸い貝がどんなものなのか理解した。
ああ、それにしても奇妙な風習じゃないか。


ここから解説

「幸せの丸い貝」というのは、生贄のことだった。
贄という漢字には、「幸」と「丸」と「貝」が含まれている。  


Posted by 山川良太 at 16:55Comments(0)怖い話

2011年12月22日

意味が分かると怖い話 45

久しぶりの意味が分かると怖い話です。

大学で日本の風俗を研究している私は、休みを利用して東北の海沿いの道路を歩いていた。
道路から階段が伸びていて、下には岩場がある。ふと下りてみたそこには、1人の少女がいた。

少女は岩場を、何かを探すように歩いていた。

「何か探しているのですか」

私は声を掛けた。

「貝を」

少女は言った。

「幸せの丸い貝を探しています」

貝とはまた奇妙だ。
それは希少で高級な貝なのかと問えば違うという。
食用かと問えば、食べる人もいるが、と言う。となると、恐らく貝殻が必要なのだろう。

「祭で必要なのです」と少女は言う。「幸せの丸い貝が無いと、祭が台無しになってしまう」

その話に興味を持った私は祭のことを少女に問うたが、少女はよくわからないという。
親類が詳しいというので、頼み込んで家まで案内してもらった。

少女の家はまさに祭りの前日といった様子で、着くなりたくさんのご馳走で歓迎された。
酒が入っていたからだろう。ろくに質問もせぬうちに私は眠ってしまった。

目を覚ますと、もう祭りは始まっていた。少女はいない。
私は一番近くにいた人に話し掛ける。

「幸せの丸い貝は見つかったのですか」

「ああ、もうここにあるよ」

やがて祭りは佳境に入り、私は幸せの丸い貝がどんなものなのか理解した。
ああ、それにしても奇妙な風習じゃないか。

わかりましたか?
今回のは難しいと思います。  


Posted by 山川良太 at 18:33Comments(0)怖い話